第214回東京都個人情報保護審査会第一部会議事概要
開催日:令和3年4月20日(火曜日)
出席者:樋渡会長、安藤委員、塩入委員、中村委員
(事務局)内山都政情報担当部長、猪俣情報公開課長、丸屋情報公開担当課長ほか 計9名
1 諮問第740号
諮問件名 |
「医療保護入院者の入院届」の一部開示決定に対する審査請求 |
実施機関 |
東京都知事(福祉保健局) |
決定内容 |
一部開示決定 |
非開示理由等 |
【対象保有個人情報】
(1)平成○年○月○日付医療保護入院者の入院届
(2)平成○年○月○日付退院届
【開示しない部分及びその理由】
平成○年○月○日付医療保護入院者の入院届
・病院管理者印影
<東京都個人情報の保護に関する条例第16条第4号>
印影の偽造等による犯罪を防止するため
・病名
・生活歴及び現病歴
・現在の精神症状
・その他の重要な症状
・問題行動等
・現在の状態像
・医療保護入院の必要性
<東京都個人情報の保護に関する条例第16条第6号>
開示を前提として記録を作成しなければならないと、本人の感情や反応を考慮して記載内容が簡略化するなど、消極化、形骸化するおそれがあり、今後の事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるため
・入院を必要と認めた精神保健指定医氏名
・指定医印影
<東京都個人情報の保護に関する条例第16条第2号>
開示請求者以外の個人に関する情報であって、開示請求者以外の特定の個人を識別することができるものであるため
<東京都個人情報の保護に関する条例第16条第6号>
報告者の報告の内容が必ずしも本人の認識と一致するとは限らないことが一般的に想定され、開示することにより今後の事務の適切な遂行に支障を及ぼすおそれがあるため
・審査会意見
<東京都個人情報の保護に関する条例第16条第6号>
審査会の運営や事務の適切な遂行に支障を及ぼすおそれがあるため
平成○年○月○日付退院届
・病院管理者印影
<東京都個人情報の保護に関する条例第16条第4号>
印影の偽造等による犯罪を防止するため
・病名
<東京都個人情報の保護に関する条例第16条第6号>
開示を前提として記録を作成しなければならないと、本人の感情や反応を考慮して記載内容が簡略化するなど、消極化、形骸化するおそれがあり、精神障害者の医療及び保護を目的とした措置入院業務の今後の事務の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるため
|
審議区分 |
新規概要説明 |
審議内容 |
・事務局から新規案件の概要を説明した。
・事務局からの説明を踏まえ、会長から各委員に対し、意見を求めた。
・実施機関が行った一部開示決定の妥当性について審議を行った。
・各委員による意見交換を行った。 |
2 諮問第744号
諮問件名 |
「相談受付票」の一部開示決定に対する審査請求 |
実施機関 |
東京都知事(福祉保健局) |
決定内容 |
一部開示決定 |
非開示理由等 |
【対象保有個人情報】
平成○年○月○日付相談受付票
平成○年○月○日付相談受付票
【非開示部分及び非開示理由】
「対応内容」(「サイン」欄除く)
<東京都個人情報の保護に関する条例16条6号>
福祉保健局医療政策部医療安全課が行う相談業務事務に関する情報であって、開示することにより、当該業務に関する評価、判断等その他事務の過程若しくは基準が明らかになることで、公正な判断が行えなくなり、又は関係者若しくは関係機関の信頼関係が損なわれ、当該事務又は事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるため
「医療機関等対応者名」
「対象医療機関等との連絡調整など」
<東京都個人情報の保護に関する条例16条2号>
開示請求者以外の個人に関する情報であって、当該情報に含まれる記述により開示請求者以外の特定の個人を識別することができる情報であるため
<東京都個人情報の保護に関する条例16条6号>
福祉保健局医療政策部医療安全課が行う相談業務事務に関する情報であって、開示することにより、当該業務に関する方針が明らかとなり、又は関係者若しくは関係機関の信頼関係が損なわれ、当該事務又は事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるため
|
審議区分 |
内容審議 |
審議内容 |
・事務局からの説明を踏まえ、会長から各委員に対し、意見を求めた。
・各委員による意見交換を行った。 |